仮想通貨取引で利益が発生した場合は、基本的に確定申告を行う必要があります。確定申告を行うためには取引で発生した利益(損失)額を計算する必要があるのですが、個人で行うのは非常に難しいのが現状です。
税理士などの専門家に計算・申告代行を依頼すれば確実に申告を終わらせることができますが、対応できる専門家の数も少ないうえ、取引内容によっては高額になってしまうケースもあります。
今回は仮想通貨の確定申告に対応した税理士法人やサービスを紹介していきます。オンラインで仮想通貨の損益計算から確定申告までお任せできる税理士法人・サービスも紹介していますので、地方にお住まいの方も利用を検討してみてはいかがでしょうか。
仮想通貨の確定申告を税理士に依頼するメリット
仮想通貨の取引によって発生した所得は雑所得に区分され、雑所得の合計額が20万円を超える場合は基本的に確定申告が必要となります。
しかし、仮想通貨取引で発生した利益(損失)額の計算が非常に難しく、特に複数の取引所や海外の取引所を利用している場合は計算が更に複雑になります。
税理士などの専門家に依頼すれば、煩雑な仮想通貨の確定申告を丸投げできるだけでなく、正確な損益計算で税務調査対策にもなります。また、仮想通貨の税務に関して相談することもできるので、確定申告が初めての場合でも安心しておまかせすることができます。
仮想通貨税務に強い税理士を紹介
これから仮想通貨の確定申告に対応している専門家・サービスを紹介してきます。仮想通貨の税理士を探すのに困っている方はぜひ参考にしてください。
Guardian
Guardianは仮想通貨バブルが起きた2017年度にサービスを開始した、仮想通貨の確定申告フルサポートサービスで、サポート実績No.1*となっています。
*Aerial Partners調べ
煩雑な損益計算・確定申告を仮想通貨に精通した税理士にすべておまかせできます。また、国内外多くの取引所だけでなく、マイニングやステーキングなど幅広い取引の形式に対応しています。
Guardianでは、個人向けや事業所得がある方向け、法人を設立したい方向けなど様々なプランが用意されていることも大きな特徴です。
また、税理士に依頼した場合、取引件数や利用取引所の数によって追加料金が発生することが一般的ですが、Guardianは固定料金なので安心して利用することができます。
(過去の年度の計算が必要になる場合などは追加料金は発生します。)
【費用目安】
顧問プラン(計算・確定申告):14万円~
Guardianホームページ
https://www.aerial-p.com/guardian
たまらん坂税理士事務所
たまらん坂 税理士事務所は東京都国立市にある税理士事務所です。元国税職員の坂本税理士は、仮想通貨の税務調査での立ち会い経験が豊富で、仮想通貨の確定申告セミナーでも税務調査の実態についてお話されました。
また、税理士報酬はビットコインで支払いできるところも大きな特徴です。
たまらん坂 税理士事務所
http://shinsakamoto.com/
税理士法人 堀口会計
名古屋拠点(東京にも事務所あり)で長年続く事務所であり、年間50名以上の仮想通貨投資家のサポートを行っています。仮想通貨に限らず、資産税(贈与・相続など)にも強みがあります。
税理士法人 堀口会計
https://horiguchikaikei.wixsite.com/tax-i-consult-jp/blank-c243u
Aerial税理士法人
Aerial税理士法人は、Guardianを運営する株式会社Aerial Partnersのグループ法人です。「会計・税務の専門性」×「テクノロジー」を強みとしていて、特に仮想通貨に関しては法人・個人を問わず損益計算から記帳代行、税務申告まで行っています。
遠隔地でもリモート対応が可能で、地域に関係なくサポートできる体制が整っている点も大きな特徴です。
Aerial税理士法人
https://www.aerial-tax.com/
ホワイトテック会計事務所
ホワイトテック会計事務所は仮想通貨の税務に強く、個人だけでなく法人にもサポートを行っています。チャットワークやWEB会議などを利用し、全国に対応しています。通常の損益計算+確定申告プランに加えて、税金対策サービスのプランも用意されています。
ホワイトテック会計事務所
https://whitetec.jp/
まとめ
今回は仮想通貨税務に精通した税理士・サービスを紹介してきました。
税理士に仮想通貨の損益計算・確定申告を依頼する際は、自分が利用している取引所・通貨に対応しているか、対応外の取引があった場合に追加料金はかかるかなどを確認しておくことが大切です。
また、確定申告直前になると税理士事務所は繁忙期となるため、新規の受付を終了するケースは少なくありません。税理士におまかせする場合は年内から調べ始め、遅くとも1月中には依頼することをおすすめします。